辻井伸行 日本ツアー《ショパン&リスト》 / パルテノン多摩

2013.11.29 Friday 01:12
2か月ぶりの、辻井氏のコンサートです☆
待ってました。

今日の曲目はこれです。全10曲。

ショパン:
ノクターン 第20番《遺作》
ノクターン 第18番
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ピアノ・ソナタ第2番《葬送》

リスト:
エステ荘の噴水
ペトラルカのソネット 第104番
愛の夢 第3番
ラ・カンパネラ
イゾルデの愛の死
グノーの歌劇《ファウスト》からのワルツ

今日の辻井氏は、普通に黒のタキシード。
ううむ、ピンクもよかったのになあ。
ピアノはいつものように、スタインウェイでした。

というわけで、「ノクターン20番」です。
なんか今日は、いつもにも増して深みのある音で、序盤からクラクラです。

多分ピアノ自体がちょっと音が硬いピアノなのか、最初のほんの1分くらい、ちょっと音がなんか大理石っぽい?という感じでしたが、辻井氏はちゃんとすぐに自分の音にしていきます。すごい。

ノクターン18番は、CDに入ってる辻井氏のショパンのノクターンたちの解釈の路線のままで美しく、しかもそれがさらに洗練された、みたいな感じ。
辻井氏のノクターンが好きな人(私)には、たまらないです。

そして、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」。
「アンダンテ・スピアナート」、きれいすぎでした。
しつこいようですが、今日の辻井氏の音の響き、深すぎです。
もう音が、地球っていうより、宇宙全体で響いちゃってる感じ。
高音にいたっては、天界の泉に光がしたたってるようですよ、マジで。

「華麗なる大ポロネーズ」は、ものすごいエネルギッシュでダイナミックに弾いていて、2月のサントリーホールの時の「英雄ポロネーズ」みたいに、華やかさがはじけ飛んでる感じ。
むちゃくちゃかっこいい。
まだ3曲目なのに、こんなにテンションあげまくっちゃっていいの?ってくらいです。

弾き終わって辻井氏が舞台の袖に下がった後、観客席がざわめいていました。
私の隣りの席の、クラシックに一家言ありそうなおばさまたち(コンサートが始まる前の会話から推測)も、
「す、すごいわねえ……今の」
「本当ねえ……」
って圧倒されてました。

ショパンコンクールのCDに入ってるこの曲は、もっと静かに聴こえていて、それもいいのだけれど、ダイナミックなのもいいなあ。
今回のは、ショパンコンクールのCDより、「マイ・フェイヴァリット・ショパン」のCDに入っている方の弾き方に近かったかも。

そんな辻井マジックの余韻がまだ続く中で始まった次の曲、「葬送」は、いきなりイントロがヤバすぎるくらいのきれいさで、しばらく頭がやられてしまって、途中くらいまで聴けてなかったかもしれません。

後半はリストです。
「エステ荘の噴水」は予想通りのきれいな感じでした。
そういえば辻井氏の「水の戯れ」もすごくきれいですよね。
辻井氏の最近作曲した曲も「水の組曲」だったし。
水系は、合うのかなあ。
高音で、ふわりとする音と、緊張した音とのギャップがたまらないです。

「ペトラルカのソネット」を経て、「愛の夢」。
CDとも、山梨で聴いたときとも違って、旋律がますますきれいに際立ってる感じ。

「ラ・カンパネラ」は、もちろんよくて、これも終わった後、観客席がざわめいていました。
いつもより、引き絞ったような?感じの音って感じ。

そしてやはり「ラ・カンパネラ」の余韻が残る中の「イゾルデの愛の死」も、とってもよかったです。

「《ファウスト》からのワルツ」は最後にふさわしい、もうものすごくものすごく、素敵でかっこいい感じでした。
魂こもってるよなあ。

続けてアンコール。
1曲目は、ショパンつながりで「ノクターン8番」
私の「辻井ノクターン好き」を差し引いても、今日の深みのある響きが生きていて、素敵すぎでした。

2曲目は、リスト「リゴレット・ パラフレーズ」。
こんなに素敵な曲だったっけ?
この曲の魅力を知りました。

ここでトークが入りました。

「日本ツアーショパン&リストの、今日はなんと、初日です」。
なんとって(笑)。
「今日の10曲のうち6曲は、日本では初めて演奏する曲でした。だから少しは緊張して弾きました」。
少しは、ですか。なんかカワイイなあ。
「みなさんが集中して聞いてくださったので、僕も集中してリラックスして弾くことができました」。
リラックスと集中かあ。やっぱりそれですよね。。。さすがです。勉強になりました。

ところで日本で演奏したことあるっていう4曲は「ノクターン20番」、「愛の夢」、「ラ・カンパネラ」と、あとなんだろう?

3曲目は、「それでも、生きていく」でした。
もともといい曲ですが、8月以来かな?、なんかいい曲を超えていい曲に聞こえます。
4曲目は「革命」。
私は辻井氏の革命が大好きで、この曲も今日の深い響きでいつもにも増してよかったです。
けどそれも目立たないくらい、他の曲たちも最高でした。

8月9月は、ふわふわ感のある澄み切った音がとても素敵でした。
今回はそれに、深く響く感じが加わっている気がします。。。

っていうか、辻井氏のピアノは、この2か月はCDとお布団のCMだけだったので、大満足でした。
コンサート続いて大丈夫かな? 疲れてないかな? とかも思うけれど(しかもアンコールの曲数も常に多いしね?)、リラックスして弾いてるって言ってたから、きっと大丈夫なんでしょうね。
むしろ、聴いている私たちよりも、もっと楽しんでるのかも。。。

来週も楽しみにしてます☆
category:コンサート感想 | by:reinacomments(2) | - | -
Comment
こんにちは。 アメリカから~ 私は辻井伸行くんのファンです。
Please forgive me for not being able to write in Japanese.

Thank you for this blog! I look forward to reading more about concerts and CDs of Mr. Tsujii.
Thank you so much for your lovely message.

読んでくれてありがとうございます☆
あっ、そうですね。CDのこと、書いてなかったですね。
また書いていきたいです。
  • reina
  • 2013/12/05 6:19 AM








   

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