2/24 辻井伸行×三浦文彰 究極の協奏曲コンサート / オーチャードホール Aプログラム

2016.02.25 Thursday 11:04
12月のコンサートは行かれなかったので、3か月ぶりの辻井氏のコンサートです。
3ヶ月も辻井氏の音を聞かなかったなんて……! ……まあいいか。

そして今日は、三浦文彰氏のヴァイオリンも聞けるということで、楽しみです。
生で聞くのは初めてなのです。

今日の曲目です。

三浦文彰(ヴァイオリン) の部
ベートーヴェン:ロマンス第2番 
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 

辻井伸行(ピアノ) の部
リスト:コンソレーション第3番[ピアノ・ソロ] 
リスト:ラ・カンパネラ[ピアノ・ソロ] 
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)
読売日本交響楽団


まず前半。三浦氏の登場です。
1曲目は「ロマンス第2番 」。
「うおっ、さすがに心震える音を出してくる!」と思いましたが、何となくエナメルっぽい感じの、ツルツルした音だったんですよね。
「あっ、これは悪くはないけど、よくある感じ…?」と思いつつ、次の「ヴァイオリン協奏曲」も聞いていたら、、、

なんか2楽章から(1楽章中盤から少しずつかな)音が徐々に変わってきて、何だかクリスタルのような音が聞こえてきました。
これが、彼の持ち味の音なのかなあ。
それと同時に、細かいところがすごく丁寧に響いてきて、「うわー、ピアノもいいけど、ヴァイオリンもやっぱりいいよねー」という幸せ気分になりました。

ここで休憩に入り、「やれやれ、今日もよかったなー」と思いながら立ったのですが。
そういえばこのただでさえ幸せ気分のところへ、さらに、辻井氏の音も聴けるんだった…!
今日はすごいなあ、贅沢な一日だなあ、とか思いつつ、後半に入ります。

コンマスの人と一緒に舞台に入ってきた、辻井氏。
今日も黒のタキシード。
パンツは、縦に一本スエードっぽいラインの入ったオシャレな感じです。
ピアノはいつも通り、スタインウェイです。

1曲目の「コンソレーション第3番」は、去年の3月に聞かせていただいて以来です。
ですが、今日はもう最初の1小節目が出ただけで、
「きょっ……きょっ、きょ今日の辻井氏は、なんかすごいぞ……!!」
と、どもりながら思ってしまったくらい、なんか神がかった音でした。

辻井氏はまたバージョンアップしちゃったのかなあ。
去年の7月にアンコールで「革命」を聞いたときに
「うわっ。今の一番最後に、不思議な響きがあった! これは進化の兆しか!?」
と思ったのと、11月に「皇帝」を聞いたときに、
「なんか風格がすごい。もしかして再バージョンアップした?」
と思ったのはあったのだけれど、ここにいたって確信したって感じです。

もし万が一、辻井氏の出すタイプの音が嫌いと言う人のことも、感動させられるような感じというか。。
音が好きとか、ここの何とかかんとかがどうで、とかじゃなくて、音自体に魔力があって、極端な話、何弾いているかはもはや関係ないかもって感じなのでした。

といいつつ、この「コンソレーション第3番」は、まとまりでいうと、去年の方がまとまってたかもしれないのですが、今日は辻井氏が、「ともかく一番素晴らしいと思う、その感じるままに弾いてみてる」みたいな、そういう攻めてる系で、よかったなあ。。。
あと、この曲は、なんか聖堂にいるような神聖な感じで弾いてくれるのが好きです。

2曲目のラ・カンパネラ」は、辻井氏の演奏をたぶん20回以上聞いていると思うのですが、その中で今日が一番よかったです。
私は実はリストの中では、この曲あまり興味ない感じなんですが(リスト、ごめんなさい)、それでもものすごい惹きつけられました。
この曲好きだったら、あまりのよさに、途中で失神してたと思います。

3曲目は、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」で、これも何回か聴かせていただいているのですが、やっぱり今まで聞いたどの辻井氏の演奏とも違って、なんというか、一流──いや、超一流感があふれすぎでした。
この曲に限らず、ゾクゾクする感じが止まらなかったです。

で、今までのいろんなコンサートを聞いていて、たまに指揮の方が、辻井氏のいいところが出る前に先へ行ってしまう、みたいなリズムになってしまうことがあったんだけれど、今回のウォーレン=グリーン氏は、丁寧に辻井氏の「辻井リズム」というか、「辻井周波数」を観察して、ますます引き立つように合わせている感じでした。
(去年の11月のミュンヘン・フィルのときの、ゲルギエフ氏の指揮もそうでした。ピアニストへのリスペクトがある感じというか、、、

そして3楽章は特に素晴らしかったです。
胸つまる感じで、ぞくぞくしっぱなしでした。

一年に何度か、本当に忘れられないコンサートがあると思うんです。
うまいとか、どうとかとか関係なく、心に響いて、ホールを出る時に、入ってきたときの自分とは違っちゃったような感じがするコンサート。
今年は早くもそういうのが来ちゃったなあ、と思いました。

それと、これはちょっと何言ってんのと思われるかもですが、3楽章を聴いていて、なぜか2回くらいジャズっぽい感じが入ってるのを感じたかも。
けど、辻井氏はジャズも弾くんですよね。
いろんなことが混ざって、素敵な音ができてるのかなあ。。。

そして、アンコールです。
さすがにジャズではなかったですが、アメリカのガーシュインの「プレリュード第1番」で、なんと三浦氏とのセッションです。
すごく、、、驚くほど合っていて、楽しそうでした。
去年、辻井氏のソロで聴いたときもとてもよくて、また聴きたいと思っていたけれど、まさかセッションで聴けるとは嬉しいです。

ちょっとメモみたいな感想ですが、そんな感じで、とても素敵なコンサートでした。
辻井氏、三浦氏、ありがとうございました。

今夜はBプログラムです。
また感想を書きたいです。
category:コンサート感想 | by:reinacomments(0) | - | -
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